【第3話】留学経験者が語るイギリス留学のリアル 〜人種と文化の違いは大きいぞ!編〜

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こんにちは! 大学生の中には、留学を控えていたり、また留学に興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

前回の記事では、イギリスでの人間関係や寮生活、講義や医療制度を中心ににお話しさせていただきました。まだご覧になってない方はぜひ読んでみてください!

今回の記事では、イギリス・レスターに約1年交換留学に行った経験を持つ私が、留学前に知りたかった、イギリス留学のリアルについて、移民大国イギリスの人種ごとの共存具合、現地での日本人との適切な接し方、行くまで分からなかった意外なイギリス人の国民性、イギリスにおける差別の現状についてお話しさせていただきます。留学経験者しか分からない情報をお届けしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!

①人種 共存とは夢の話?

イギリスは多民族国家で、特に私が行ったレスターは特に移民が多い街で、本当に多くの国から人々が集まっていました。大学の授業においても、イギリス出身の学生の方が少ないのではないかというほど、アルジェリア人やインド人、スペイン人といった外国人留学生が多く、街を歩けば、様々な国のレストランや食料品店が目につきました。

そのため、正直留学前に私が想像していたイギリスの姿とは違い、様々な文化が街中に溢れていました。礼拝があるからと予定に遅れてきたり、豚肉を食べられなかったりするイスラム教徒に出会った時には、文化の違いを強く感じました。

様々な文化が集まるということは、綺麗事だけではなく、負の側面も当然存在します。共通語は英語ですが、同じ言語を話す者同士で固まり、コミュニティーを形成する場合が多く、その結果、現地の人や他のコミュニティと軋轢が生まれ、トラブルになるということもありました。実際に私の寮でも、アルジェリア人グループと寮の住民が室内での喫煙をきっかけに喧嘩になることがあり、問題になりました。

様々な文化を知ることができるだけでなく、その共存の難しさも同時に学ぶことができるのは、貴重な体験だと思うので、そういった意味ではいい環境と言えるのではないでしょうか?他文化に寛容な姿勢を持って、トラブルにならないように気をつけましょう!

②日本人 やっぱり関わらない方がいい?

私の場合は、レスターには数えられるほどしか日本人はおらず、実際に現地で会ったのは2人だけでした。しかし、他の大学に交換留学に行っていた友人は、大学に50人ほど日本人がいたと言っていて、日本人がどれくらいいるかどうかは、本当に自分が行く街や大学次第だと思います。

よく言われるのが、「留学先で日本人と絡むな」ということです。これが言われる最も大きな理由は、英語力が伸びないからであると思います。日本人とばかり話していると英語を話す機会がなくなり、いつまでも英語力が伸びないということはよく言われることだと思います。

私もこの意見には一部同意です。その理由としては、英語力もそうですが、言語も文化も違うコミュニティーに飛び込むという経験がとても重要だと感じるからです。この経験をすることで、チャレンジ精神やコミュニケーション能力といった部分の人間的成長ができたり、日本にいる外国人やその他のマイノリティーに対する見方が変わったりと学びが非常に大きいです。

しかし、日本人と話すこと自体が悪だとは思いません。日本人コミュニティーのぬるま湯にずっと浸かっていることはお勧めしませんが、現地では日本人は異国の地で頼りになる仲間です。緊急の場合や心理的に弱っている時などに頼れるように良い関係を構築しておきましょう。

③イギリス人の国民性 ジョークが大好き!

現地のイギリス人との交流の中で私が感じた、イギリス人の特徴は、フレンドリーでジョークが上手いということです。英語にはしっかりとした敬語はないので、それもあって初めからフランクに話すことができ、仲良くなれるスピードは日本よりも早かったと思います。それに、日常の中で自然にジョークを言ってくるので、それはとても素敵で自分も見習いたいなと思いました。

ある日、私が鍵を無くしてしまったので、管理室まで取りに行った際に、スタッフのおじさんが、レスターシティーという地元のサッカーチームのファンだったみたいで、リヴァプールというライバルチームのシャツを着ていた私を見るなり、「リヴァプールファンには鍵は貸せないな」とジョークを言ってきました。

これは一例ですが、このような愉快なジョークは人々を確実に幸せにしていると思うので、日本人もこういったユーモアを持つことで、日々の生活がより豊かになるのではないかと感じました。

④差別 やっぱりヨーロッパには差別がある?

差別というのは、受け取り方によっても差別かどうかも変わってくるとは思いますが、一般的に差別と呼ばれる行為をされたことは何度かありました。イギリスでは、ロンドンの横断歩道で信号待ちをしていた際に、車に乗っている人から中指を立てられたことくらいしかありません。それ以外の日常生活で、何かを言われたり、危険な目に遭ったりということはなかったですし、親切にしてくれる人の方がはるかに多かったです。

逆にフランスのパリに行った際に、電車で私の顔を見ながら馬鹿にされたり、レストランで明らかに私だけに冷たい態度を取ったりといったことが多かったので、個人的にフランスにあまりいい思い出を持っていませんが、逆にロンドンで酷い体験をしたという人もいるので、国ごとにどうとは言えず、個人の体験と受け取り方によるということが本当のところかなと思います。

1つ言えるのは、無視が1番有効な対処だということです。何か言われた時に、言い返したくなる気持ちはとてもよくわかりますが、言い返したところで、何も生まれませんし、トラブルの元になり、時間を浪費するだけです。直接的な被害を受けない限りは、可哀想な人だとと思って、その場を立ち去りましょう。

差別体験こそ海外でのリアルな体験かなと思います。嫌な体験をしても、それさえも良い経験だと思って、気持ちの切り替えが重要だと思います。

 

以上、イギリスの人種や国民性、差別を中心に、現地のリアルについてお話しさせていただきました。総じて言えることは、留学を通じて、他者への寛容さを身につけることができるということは大きいと思います。

日本の外には、日本の常識が通じない人が多くいて、そう言った人たちと過ごすことで、他者への見方や接し方が変わってくるのは、面白い体験ではないかと思います。

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最後までご覧いただきありがとうございました!

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